薪ストーブといえば、暖かさだけでなく、部屋全体を包み込むやさしい炎のぬくもりや、薪がパチパチと燃える心地よい音が魅力ですよね。中でも、オーストラリア生まれの「ネクター(Nectre)」は、デザイン性と機能性を兼ね備えた薪ストーブとして世界中で愛されています。

今回は、薪ストーブ選びで迷っている方に向けて、ネクターの魅力をたっぷりとご紹介します。この記事を読めば、ネクターの歴史や購入方法、人気モデルのレビューまで丸わかり。薪ストーブ愛好家や自然派ライフスタイルを楽しむ方、アウトドアやDIYに興味のある方にピッタリの内容です。

記事を読んでわかること

  • ネクターの歴史や特徴
  • 日本での購入方法とカタログ情報
  • ネクターの強みとユーザーレビュー
  • 人気モデルの使い方や詳細情報
  • おすすめモデルの比較

スポンサーリンク

薪ストーブ×nectre(ネクター)  レビュー紹介! について

Nectreはどこの国? 歴史は?

Nectre(ネクター)は、オーストラリア生まれの薪ストーブブランドです。1975年にピーター・キャノン氏によって設立され、オーストラリア南部のバロッサ地方を拠点に薪ストーブを製造してきました。「Nectre」という名前は、「暖かさ」を象徴する言葉として、地元で親しまれています。ブランド名の由来となった「PECAN」は、創業者の頭文字から取られています。

オーストラリアは、厳しい気候条件と豊富な天然資源を有する国です。特にユーカリ材は硬く燃焼時間が長い特徴を持ち、オーストラリアの薪ストーブ文化を支える重要な燃料となっています。Nectreは、このユーカリ材を最大限に活かすために設計されており、耐久性と効率性に優れた薪ストーブを提供しています。

Nectreの薪ストーブは、オーストラリア国内だけでなく、世界中のユーザーに支持されています。その理由の一つは、製品が持つ「シンプルさと機能美」の融合です。オーストラリアの家庭で使われる日常的なストーブとして誕生したNectreは、40年以上の歴史の中でデザイン性や機能性を進化させ、世界市場でも注目を集める存在となっています。

さらに、Nectreは伝統的なクラフトマンシップを尊重しながら、最新技術を取り入れることにも注力しています。厚みのある鉄板を溶接して作られるその製品は、モダンな住宅にも古風なカントリーハウスにも溶け込むデザインで、長く愛用できる頑丈さを誇ります。

オーストラリアの薪ストーブの中でも、特にNectreは「機能性、デザイン、耐久性」を兼ね備えたブランドとして知られており、これからも多くの家庭にぬくもりを届けることでしょう。

Nectreはどこで買える? カタログは?

Nectreの薪ストーブは、日本国内の薪ストーブ専門店や正規代理店を通じて購入することができます。代表的な取り扱い店舗には、長野県の「ノースフィールド」や滋賀県・京都府を中心とした「フレイム 京滋ストーブ」などがあります。また、Nectreの日本代理店である「メトス」では、豊富な製品ラインナップと詳細情報を提供しています。

購入を検討される際は、各店舗や公式サイトからカタログを入手するのがおすすめです。カタログには、モデルごとの特徴、サイズ、出力、価格などが詳しく記載されています。気になるモデルが見つかったら、最寄りの専門店で実物を見たり、スタッフに相談することで、理想の薪ストーブ選びを進められるでしょう。

Nectreの強みは?

Nectreの薪ストーブが選ばれる理由は、その高い機能性と美しいデザイン、そして長年の信頼に裏付けられた品質にあります。以下に、Nectreの主な強みを詳しく紹介します。

1. 高い熱効率と暖房性能

Nectreの薪ストーブは、小型モデルでも高い熱効率を誇り、部屋全体を効率的に暖める能力があります。オーストラリアの厳しい寒冷地でも使用されるため、暖房性能は折り紙付き。コンパクトな設計ながら、広い空間でも快適な暖かさを提供します。

2. 洗練されたデザイン

シンプルで無駄のないフォルムは、どんなインテリアにもマッチします。厚みのある鉄板で作られる堅牢な構造は、クラシックな雰囲気とモダンな美しさを両立。薪ストーブを暖房器具としてだけでなく、空間を引き立てるインテリアの一部として楽しむことができます。

3. 薪ストーブクッキングの楽しみ

多くのモデルに調理可能な天板やオーブン機能が付属しており、料理の幅が広がります。薪の炎で作るスープやパン、グリル料理など、特別な味わいが楽しめるのはNectreならではの特徴です。

4. 耐久性と環境性能

オーストラリアの硬いユーカリ薪に耐えられるよう、厚みのある鋼材と精密な溶接技術を使用。さらに、薪ストーブとしての効率性を追求し、燃焼効率の高さから環境にも配慮した製品となっています。

5. 歴史と信頼性

1975年の創業以来、Nectreは品質と耐久性を追求し続けてきました。その結果、長年にわたり多くの家庭で愛用されており、世界中で高い評価を受けています。

機能、デザイン、環境への配慮を兼ね備えたNectreは、薪ストーブを愛する方にとって理想的な選択肢です。

Nectreの価格帯は?

Nectreの薪ストーブは、モデルや仕様によって価格が異なりますが、おおよその価格帯は20万円〜50万円程度です。小型モデルであれば20万円台から購入可能で、家庭用として人気の高い中型モデルは30万円〜40万円程度、大型モデルやオーブン機能付きの高性能モデルは50万円前後になることが多いです。

例えば、コンパクトで高性能な「Nectre 15」は比較的手頃な価格帯で提供されており、初めて薪ストーブを導入する方に最適。一方、調理機能も楽しめる「Nectre Bakers Oven」や大型暖房モデルは、価格以上の価値を感じられる仕様となっています。

価格は正規代理店や販売店によって多少異なるため、詳細は各店舗や公式カタログを参照し、実際に店舗で確認することをおすすめします。

nectreのレビュー紹介!

Nectre(ネクター)の薪ストーブは、その高い性能とデザイン性で多くのユーザーから高評価を得ています。以下に、実際のユーザーレビューを3つご紹介します。

  1. コンパクトながら高出力
    「ネクター15CBは、シンプルでどこか愛らしいデザインが魅力です。ピキャン社の薪ストーブの中では最もコンパクトながら高出力の機種で、本体は二重構造となっているため、周囲スペースを有効に使えます。」 マキクラブストーブ
  2. 強力な火力と高い熱効率
    「ネクター薪ストーブ最大の特徴は、小型ながら強力な火力です。屋内の空気が薪ストーブ本体内部でダイナミックに対流し、自然な暖気入れ替えが可能で、熱効率が高い薪ストーブです。」 タカラスタンダード
  3. シンプルなデザインと高性能
    「ネクター社は、1975年にPeter Cannon氏によって設立されたオーストラリアで30年以上の歴史を持つ薪ストーブメーカーです。厚い鉄板を溶接して作ったシャープなフォルムで、洋風・和風を問わず、様々なインテリアにも合わせやすい、シンプルなデザインが特徴のひとつです。」 Metos

これらのレビューから、ネクターの薪ストーブがコンパクトでありながら高い出力と熱効率を持ち、シンプルなデザインで多くのユーザーに愛されていることがわかります。

スポンサーリンク

Nectreは鋳物製? 鋼板製?

Nectre(ネクター)の薪ストーブは、主に鋼板製で作られています。鋼板製のストーブは、高い熱伝導率を持ち、部屋を効率的に暖めることができるのが特徴です。Nectreは、厚みのあるスチールプレートを使用し、溶接によって構造を形成しているため、非常に頑丈で耐久性があります。この頑丈な作りは、特にオーストラリアの硬いユーカリ薪を燃やすことを前提に設計されており、長年の使用にも耐えられる品質を誇ります。

鋼板製のストーブは、燃焼室が比較的早く暖まるという利点があります。寒い朝や急ぎで部屋を暖めたいときには、鋳物製のストーブよりも早く部屋全体を温めることができます。また、鋼板製は鋳物に比べて軽量なため、設置やメンテナンスがしやすいのもポイントです。

一方で、鋳物製の薪ストーブは、熱を長時間保持しやすいという特徴がありますが、Nectreのモデルでは鋼板製の強みを活かし、効率的な熱伝導を重視しています。

Nectre 15CB

シンプルで愛らしいデザインの高性能薪ストーブ

Nectre 15CBは、小型ながら高出力の薪ストーブです。シンプルで愛らしいデザインが特徴で、洋風・和風を問わず、さまざまなインテリアに調和します。本体は二重構造となっており、周囲スペースを有効に活用できる設計です。また、オプションのサイドヒートシールドを取り付けることで、壁からの離隔距離を小さくすることが可能です。 

メリットとデメリット

メリット:

  • 高出力: コンパクトなサイズながら、最大出力13.0kW(11,180kcal/h)を実現し、広い空間でも十分な暖房能力を発揮します。
  • デザイン性: シンプルで愛らしいデザインは、さまざまなインテリアにマッチし、部屋の雰囲気を引き立てます。
  • 二重構造: 本体が二重構造となっているため、周囲スペースを有効に使え、設置の自由度が高まります。
  • 調理機能: 天板での調理が可能で、薪ストーブクッキングを楽しむことができます。

デメリット:

  • 冷めやすさ: 鋼板製のため、鋳物製の薪ストーブに比べて冷めやすい傾向があります。
  • 灰受けなし: 灰受けがないため、灰の処理には手間がかかる場合があります。
  • 薪のサイズ制限: 最大薪長が約30cmと制限があるため、大きな薪を使用する際には注意が必要です。

使用可能な薪の長さ

Nectre 15CBでは、最大薪長さは約30cmとなっています。これにより、一般的な薪のサイズに対応し、効率的な燃焼が可能です。ただし、薪の長さが30cmを超える場合、炉内に収まらない可能性があるため、薪のサイズには注意が必要です。 

価格

Nectre 15CBの価格は、サイドヒートシールド付きモデルで324,500円(税込)、サイドヒートシールドなしモデルで269,500円(税込)となっています。価格は販売店やオプションの有無によって変動する可能性があるため、購入を検討する際は、最新の価格情報を各販売店に確認することをおすすめします。 

規格表

項目詳細
最大出力13.0kW(11,180kcal/h)
本体寸法W546×D516×H725mm
本体重量93kg
炉開口寸法W340×H255mm
最大薪長さ約30cm
暖房能力(目安)62.1~99.4㎡(約37.5~60畳)
熱効率79.0%
外気取入機能なし
価格(税込)サイドシールド付き:324,500円
サイドシールドなし:269,500円

Nectre 15CBは、コンパクトでありながら高い暖房性能を持ち、デザイン性にも優れた薪ストーブです。薪ストーブクッキングやインテリアとしての魅力も兼ね備えており、初めて薪ストーブを導入する方にもおすすめのモデルです。

Nectre ピキャンオーブン

炎と料理を楽しむ多機能薪ストーブ

Nectre(ネクター)のピキャンオーブンは、暖房と調理の両方を楽しめる多機能モデルです。上部に火室、下部にクッキングオーブンを備え、天板のホットプレートでは直接調理が可能です。オーブンの加熱は、天板に付けられたバイパスダンパーのレバー操作で簡単に行え、扉には温度計が付属しているため、料理に適した温度管理が可能です。

メリットとデメリット

メリット:

  • 多機能性: 暖房と調理を同時に行えるため、薪ストーブクッキングを楽しみたい方に最適です。
  • デザイン: シンプルで洗練されたデザインは、和洋問わずさまざまなインテリアに調和します。
  • 効率的な暖房: 高い熱効率で室内を暖め、オーストラリアの厳しい環境にも対応しています。

デメリット:

  • サイズ: 調理機能を備えているため、設置スペースに余裕が必要です。
  • 価格: 多機能性ゆえに、一般的な薪ストーブより高価になる傾向があります。
  • メンテナンス: 調理機能付きのため、使用後の清掃やメンテナンスに手間がかかる場合があります。

使用可能な薪の長さ

ピキャンオーブンでは、最大で約30cmの薪が使用可能です。これにより、一般的な薪サイズに対応し、効率的な燃焼が期待できます。ただし、薪の長さが30cmを超える場合、炉内に収まらない可能性があるため、薪のサイズには注意が必要です。

価格

ピキャンオーブンの価格は、モデルやオプションによって異なりますが、一般的には約50万円から70万円(税込)程度が目安となります。具体的な価格は販売店やオプションの有無によって変動するため、購入を検討する際は、最新の価格情報を各販売店に確認することをおすすめします。

規格表

項目詳細
最大出力約13.0kW(11,180kcal/h)
本体寸法W550×D580×H800mm
本体重量約120kg
炉開口寸法W340×H255mm
最大薪長さ約30cm
暖房能力(目安)約30~40畳
燃焼効率約70%
オーブン寸法W340×D400×H200mm
価格(税込)約500,000円~700,000円

Nectre ピキャンオーブンは、暖房と調理を両立させたい方にとって魅力的な薪ストーブです。多機能性とデザイン性を兼ね備え、薪ストーブクッキングを楽しむ新たなライフスタイルを提供します。

ほかのnectreおすすめモデル4選

MK2ネクターCB:大型薪対応の高出力モデル
50cmの薪が入る大型モデルで、和洋問わずマッチするシャープなデザインが特徴です。トッププレートは二段構造で、調理や保温に便利です。最大出力は18.0kW(15,480kcal/h)で、広い空間でも十分な暖房能力を発揮します。価格は511,500円(税込)です。 

MK2ネクターCB - 薪ストーブ専門店 KONOKA(コノカ)

マーク1:シンプルで高性能なスタンダードモデル
シンプルなデザインで、どんなインテリアにも調和します。最大薪長さは約55cmで、大きな薪も使用可能です。高い熱効率と強力な火力を持ち、暖房性能に優れています。価格は437,800円(税込)です。 

nectre | マックスウッド 薪ストーブ専門店

マーク2:多機能で高出力なモデル
トッププレートが二段になっており、調理や保温に便利です。最大薪長さは約50cmで、広い炉内が特徴です。最大出力は20.6kWで、広い空間でも快適な暖房が可能です。価格は462,000円(税込)です。 

A邸(富山県南砺市) / NECTER(マーク2ネクターCB) 本体・煙突入替え工事 – 富山の薪ストーブ、ペレットストーブの販売・施工・専門店|ヒノネ

バロッサ:調理機能を備えた多用途モデル
オーブン機能を備え、調理と暖房を両立したモデルです。最大薪長さは約45cmで、調理スペースも広く取られています。高い熱効率と多機能性が魅力です。価格はお問い合わせください。 

【薪ストーブ工事】オーブン機能をあわせ持つ ストーブクッキングにもってこいの薪ストーブ。ピキャン薪ストーブのバロッサ〈兵庫県丹波篠山市〉 – リフォームと薪ストーブの店さんたん|京都府福知山に ...

これらのモデルは、それぞれ異なる特徴とメリットを持っています。お部屋の広さや使用目的に合わせて、最適なモデルを選んでみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

薪ストーブ×nectre(ネクター)  レビュー紹介! について

まとめ

Nectreの薪ストーブは、オーストラリアの自然と薪文化から生まれた高品質な製品で、機能性とデザイン性を兼ね備えています。小型モデルから大型モデルまでラインナップが豊富で、それぞれが異なるニーズに対応しているため、家庭環境やライフスタイルに合わせた選択が可能です。

たとえば、コンパクトで効率的な暖房を提供する「Nectre 15CB」、暖房と調理を同時に楽しめる「ピキャンオーブン」、広い空間をしっかり暖める大型モデル「マークⅡネクターCB」など、それぞれがユニークな特徴を持っています。また、価格もリーズナブルなものから高性能モデルまで幅広く揃っており、初心者からベテランまで満足できる選択肢があります。

さらに、ネクターの薪ストーブは、環境にも配慮した設計が施されており、高い熱効率とクリーンな燃焼が特徴です。そのため、暖房器具としてだけでなく、持続可能なライフスタイルを実現するパートナーとしても魅力的です。

この記事を通じて、ネクターの魅力や選び方について理解を深めていただけたと思います。お気に入りのモデルを見つけて、薪ストーブのある暖かな暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか?